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青い鱗粉が美しいツバメシジミ(燕小灰蝶, Short-tailed Blue)

ツバメシジミのメスです。

ツバメシジミ

 

最初は翅を閉じていましたが、粘っていると少し翅を広げてくれました。

ありがとう、青い鱗粉がとても綺麗です。

ツバメシジミ

 

ツバメシジミのメスではこの青い鱗粉が春型の特徴のようです。

 

2013年5月15日 甘樫丘で撮影。

草が刈られて… 再び始まる競争

ムラサキサギゴケが押されて、シロツメクサの天下も時間の問題か…と思われた広場は綺麗サッパリと草が刈られていました。

草が刈られた広場

 

諸行無常か。

 

ここの公園の季節の移り変わりを観察していると適度に人の手が入ることで競争力の強い生物の独占的な占有を抑制し、他の生物にチャンスが与えられ生物の多様性が促進されることを日々実感できます。

ここは公園内ですが、周りの里山の環境と同じですね。

 

これでまた仕切り直しの生存競争が始まります。

でもまあ、今のところまたシロツメクサかな。

ハラビロトンボのオス(腹広蜻蛉, Lyriothemis pachygastra)

昨日撮ったハラビロトンボのメスと同じ場所に今度はハラビロトンボのオスがいました。

ハラビロトンボ

 

ハラビロトンボのオスは未熟な時期はメスと同じように黄色と黒の模様ですが、だんだんと黒っぽくなっていき、成熟するとシオカラトンボのように腹部に青白い粉をふくそうです。

ハラビロトンボ

 

成熟した頃にまた撮れるといいな。

 

2013年5月15日 甘樫丘で撮影。

日光浴するヒメウラナミジャノメ(姫裏波蛇目, Ypthima argus)

ヒメウラナミジャノメが日光浴していました。

ヒメウラナミジャノメ

近づくと翅をピタッと閉じました。

逃げられるか…と思いましたが、逃げない。

じっとして撮らせてくれました。

蛇の目紋をみせて威嚇しているつもりかもしれませんが…。

ヒメウラナミジャノメ

昨年9月に撮ったヒメウラナミジャノメはこちら

いつ見てもヒゲ(パルピ)が立派です。

2013年5月14日 甘樫丘で撮影。

朝露きらきらのシロツメクサ(白詰草, White clover)

シロツメクサの花がこんなことになっていました。

シロツメクサ

先日まではムラサキサギゴケが一面に咲いていましたが、変わって勢力を急拡大しているのがシロツメクサです。

 

シロツメクサ

シロツメクサの花は受粉すると下に垂れるそうです。

私は観察していてミツバチが吸蜜する時の重みで垂れ下がっているのだと思っていました。(^_^;)

2013年5月14日 甘樫丘で撮影。

ハラビロトンボの複眼(腹広蜻蛉, Lyriothemis pachygastra)

ハラビロトンボ

撮ってた時はシオヤトンボのメスだと思っていましたが、後で写真を見て何か違うな…と思い直して調べるとハラビロトンボのメスだと解りました。

 

ハラビロトンボ

背中に朝露がのっています。

今日はまだ一度も飛んでなかったのでしょう。

このハラビロトンボはとても美しい眼をしていました。

そこでZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroにエクステンションチューブ EX-25をかまして、グッと寄ってみました。

ハラビロトンボ

複眼がよく見えます。

レンズがトンボに触れそうな距離ですが、逃げません。

良い子です。

折角なので画像をクリックしてピクセル等倍で見てみて下さいね。

2013年5月14日 甘樫丘で撮影。

小紅条姫尺蠖の交尾 (Timandra comptaria)

コベニスジヒメシャク?が交尾していました。

フトベニスジヒメシャクか、ウスベニスジヒメシャクかもしれません… よく解りません。(^_^;)

小紅条姫尺蠖

 

正直なところ蛾は苦手です。

ネットで蛾の画像を調べると「ウェ〜〜」となるので…。

でもこれはギリ大丈夫かな。

翅が着物の羽織の様で、見方によっては優雅な感じにも見えました。

 

反対から撮ったのがこちら。

小紅条姫尺蠖

 

 

2013年5月9日 甘樫丘で撮影。

丸花蜂 (Bumblebee)

ブンブン翅音を立てて、ずんぐりしたミツバチだなぁ…と思ったらマルハナバチのよう。

翅を休める間もなくムラサキサギゴケの花を転々としていました。

丸花蜂

 

マルハナバチを調べていたら、ちょうど「マルハナバチ国勢調査」を行なっていることを知りました。

マルハナバチ情報、写メールで募集 研究チーム  :日本経済新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0301E_Y3A500C1CR0000/?utm_medium=twitter&utm_source=dlvr.it

マルハナバチ国勢調査

http://meme.biology.tohoku.ac.jp/bumblebee/index.html

 

早速、写真を送ってみました。

このマルハナバチが何という種類なのか判別出来なかったので、これがきっかけで判れば嬉しいな…。

上の写真と一緒に送った写真はこちらの2枚。

丸花蜂

 

丸花蜂

 

 

2013年5月9日 甘樫丘で撮影。

気高き麝香揚羽 (Chinese windmill)

黒いアゲハチョウが草の上に落ちていました。

(後で調べてジャコウアゲハだと知りました。)

麝香揚羽

翅はボロボロで、右の翅はほとんどちぎれていて最初は死んでいるのかと思いました。

あぁ残念…と思い、何というアゲハチョウなのかだけ調べるために撮っておこうとレンズを近づけたところでまだそれが生きていることに気付きました。

そしてレンズを通して見たジャコウアゲハはさっきまでとはまるで違う美しい蝶でした。

麝香揚羽

さっきまで寝かせていた翅を立てたその立派な姿にはこのジャコウアゲハの気高さを見せられた気がしましたよ。

 

2013年5月8日 甘樫丘で撮影。

嫁菜の花と花蜘蛛(Aster yomena and Thomisidae)

嫁菜の花で獲物を待ち伏せる花蜘蛛。

↓こっちは小さな待ち伏せ。

嫁菜の花弁はシュッとしていて綺麗ですね。

甘樫丘では目立たず、ひっそりと道端で咲いています。

嫁菜を調べてみるとむかしは「うはぎ」と言い、春のうはぎ摘みが春の季語で万葉集の歌にも詠まれているとか。

そして「嫁菜の花」とは秋の季語だそうです。

道端の花もいろいろ調べてみると季節や時代の繋がりを感じられてなかなか面白いです。

 

2012年9月29日 甘樫丘で撮影。