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赤とんぼの目(リスアカネ)

以前に撮ったリスアカネがいたすぐ近くでまたリスアカネに出会いました。

辺りには一匹しか居ないので同じリスアカネかもしれません。

ただ前回は少し警戒感があったのですが、今回は全く私の存在を無視。

全く動じません。

なので最初は近くに居ることさえ気付きませんでした。(何かを撮ろうとしていて、ふと足元に目をやった時にそこに居ました。)

どんなに近づいても逃げないので今回は超接写でリスアカネの目に迫ってみました。

すごい髭面です。

かなり寄っているので被写界深度(ピントが合う深さ)が浅いですが、複眼が見えますね。

2本の触覚の直ぐ内側に黒い単眼が左右に一つずつと真ん中に少し大きめの白っぽい単眼一つあるのが解ります。

ここまで寄るとレンズの先がリスアカネに接触しそうになります。

でも逃げません。

あっ、飛んだ!と思ったら直ぐに同じ枝に戻ってきて、その口には蚊らしきものを咥えてました。

それをムシャムシャと食べる光景を目の前で見たのですが、撮ろうと思った時には遅すぎました…残念!

このリスアカネも動画に撮りました。(ブロードバンドの方は是非設定をHD画質に切り替えてご覧ください。)

2012年9月8日甘樫丘で撮影。

カマキリの目

カマキリの目は左右の大きな複眼がありますが、おでこにも3つの単眼があります。

複眼には黒い偽瞳孔が常にこっちを見ているように見えてカマキリの表情はとても面白いですね。

この写真もなかなか憎たらしい良い目をしてますね。笑

偽瞳孔が見える仕組みを簡単に言うとたくさんのストローを放射状に束ねた状態が複眼で、ストローの穴から底が見えている部分が黒く見えて偽瞳孔になります。

見る角度によって底の見えるストローが変わるのでまるで瞳が動いてまるでこちらを見ているように見えます。

カマキリの複眼は細かいので肉眼ではツルッとした感じに見えますよね。

でもここまで接写するとちゃんと複眼であることが確認できますよ。(画像をクリックすると大きな写真で開けます。)